2021年08月20日

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第五部「女神の化身6」』

香月美夜 先生が贈る大人気ビブリア・ファンタジー。 第五部・6巻は王の養女となる
ためエーレンフェストを離れる準備に入る“ローゼマイン”とその周囲を描いていきます。
(イラスト:椎名優 先生)

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“ヴィルフリート”に鋭い言葉を投げかけられても今更という印象が残ります。婚約を
解消されてからどう振舞うのか。“ジルヴェスター”が言うように責任も担うことなく
生きるにしても“ローゼマイン”が抱く夢の障壁にならないことをただ願うばかりです。

“ローゼマイン”のことを気に掛ける“フロレンツィア”との密室での一幕が印象深い。
貴族の責務と母親の立場が入り混じって吐露される言葉の一つ一つが胸を熱くさせます。
噂に扇動されるライゼガングの古老たちに一計を案じるあたりも驚かされる場面でした。

“フェルディナンド”に対する心配の種を“ローゼマイン”がようやく一つ取り除いて
くれた、と思いきや思い上がった“ディートリンデ”がまた何かしでかしそうな雰囲気。
彼女との婚約者の縁を切って彼が真に救われることを期待しつつ次巻の刊行を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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