二月公 先生が贈る青春声優エンタメ。第5巻は新作アニメに抜擢された後輩声優の優秀な
演技、そして将来への不安に動揺が隠せない“夕陽”と“やすみ”の葛藤ぶりに触れます。
(イラスト:さばみぞれ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/sayyouradio/322103000069.html 】
“乙女”と“秋空”の一件もあり、声優一本で生きていけるか悩みを明かす“やすみ”。
そんな彼女に業界の、そして人生の先輩たちが示す助言の数々から理想も現実もしっかり
見据えさせる所が窺えて、親身になって彼女のことを考えてくれる優しさを感じさせます。
対する“夕陽”は、猛烈に慕ってくれる後輩“由衣”が自分たちの演技を模倣しつつ更に
上手く演じてくる点が悩みの種で。そこへきてバッティングした仕事が問題だらけの現場。
後輩も含め、声優として演じることの意味を問いかける業界の厳しさを見せつけられます。
専業か兼業か、それとも廃業か。自分たちのことで手一杯の“やすみ”と“夕陽”が道に
迷う“由衣”を見て手を差し伸べるべきか否か。分水嶺と言える局面で2人が出した結論
からは人として、声優として成長を見ることができて一安心。さて次はどうなることやら。
2021年07月26日
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