2021年06月22日

『ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.2 コミカライズはポンコツ日和』

葉月文 先生が贈る、拗らせ作家×世話焼きJKの青春リライトラブコメ。第2巻は自著の
コミカライズ決定と共に想定外の悩みを抱えることになる“ホヅミ”の顛末を描きます。
(イラスト:DSマイル 先生)

https://dengekibunko.jp/product/hodumikun/322102000025.html


“双夜”の祝辞を聞いて、まるで我が事のように嬉し涙を流す“茉莉”が何とも健気で。
祝い事を踏まえて更に発破をかける“ウミ”にも彼女なりの気遣いが感じられて実に良い。
当の“ホヅミ”が合間合間で妄想に耽っていたりするのは神経が細いのか、図太いのか。

メディアミックスとは「作品が作者の手を離れることに対してどれだけ許容できるか」と
言われたりもするワケですが、今回コミカライズを担当する“ハレルヤ”が作品への愛が
あるだけに“POP☆コーン”と衝突することになるのは意外でもあり、複雑でもあり。

“ホヅミ”が掛けた七夕の願い事。それは“茉莉”が彼に懸ける期待そのものでもあって。
言質を取って、取られての先に皆の泣き腫らした顔を笑顔に変える彼の屁理屈はお見事。
共に居る毎日を、永遠ではない日常を、迎える夏はどう演出するか。興味深く見守ります。

posted by 秋野ソラ at 00:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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