竹町 先生が贈る痛快スパイファンタジー。第5巻は全養成学校のトップ6人で編成される
チーム「鳳」と“クラウス”を賭けてチーム「灯」のメンバー機密文書奪取戦に臨みます。
(イラスト:トマリ 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202001spy/322003001191.html 】
チーム「鳳」の面々が示す能力の高さ、対する「灯」の力不足。それが彼女たちの劣等感
を改めて浮き彫りとする一方、“クラウス”によって育てられた矜持と意地を見せつける
鍵にも繋がる、奪取戦での一進一退の攻防がまた「やってくれたな!」という感じで見事。
そんな中、「鳳」のトップを務める“ヴィンド”が“エルナ”の不幸体質に関する秘密を
明らかにする場面において彼女が「愚人」と自ら名乗る覚悟まで見極められなかった所は
究極の問題児っぷりを見せつけられました。圧倒された、と言っても過言ではありません。
“クラウス”が教えられなかった「詐術」をどう導入するのか、その取り回しについても
絶妙でしたし、なぜ“ヴィンド”が彼をリーダーとして求めたのかも先を匂わせる何かが
感じられて興味津々、といった結末であの展開。更なる難局に彼らがどう挑むか注目です。
2021年05月26日
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