2021年05月25日

『プロペラオペラ4』

犬村小六 先生が贈る恋と空戦のファンタジー。第4巻は“リオ”を失い気が沈む雰囲気を
隠し切れない“イザヤ”を励まし、兵員の士気を上げるべく“イザヤ”が一芝居打ちます。
(イラスト:雫綺一生 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094530070


“ミュウ”にも破廉恥スーツを着させたい。更に笑顔でダブルピースした写真が撮りたい。
そんな願いも聞き入れる“クロト”たちのバカ騒ぎっぷりに決戦前における最後の晩餐を
予感させますし、酒の力によって“イザヤ”が見せた失態には覚悟完了の兆しを感じます。

“クロト”が抱いた淡い期待、“源三郎”が託した遺志を一身に受け、歴史の傍観者たる
“速夫”が物語の鍵を握る重要人物へと押し上げられたことが感慨深い。甘い蜜のような
夢を捨て、己を叱咤し、仲間に誇れる自分でありたいとする彼の高潔さは賞賛に値します。

“カイル”に徹底抗戦するために不可欠な重要人物“ユーリ”も窮地が意外な形で好機を
掴む展開が熱く、期待を高めてきます。彼女にとっては災難でしかないので同情しますが。
お膳立てが整い、決戦の場となる大空はどんなドラマを見届けるか。最終巻で確かめます。

posted by 秋野ソラ at 01:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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