2021年05月10日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか17』

大森藤ノ 先生が贈る、一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語。
第17巻は“ベル”を求める“フレイヤ”が禁を犯し、オラリオが彼女の箱庭と化します。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

https://ga.sbcr.jp/product/9784815609818/


“ベル”が「フレイヤ・ファミリア」の一員と認識するオラリオの人々。何度確かめても
覆らない絶望的な環境。「ヘスティア・ファミリア」である矜持が彼を堕する一歩手前で
踏みとどまらせる演出がつらい。しかし彼の更なる成長に繋がる重要な局面でもある訳で。

オラリオを彼女の思い通りとする強行に至った“フレイヤ”の心境を察した“ヘルメス”
ですら彼女の魅了の力には抗えず。それでも残した1枚の紙を託された“ヘスティア”が
それを活用するタイミングを見極めるまでの過程がまた痛々しくて、勝ち筋が見えなくて。

“シル”として演じる姿を否定する“フレイヤ”。“シル”の存在を否定しない“ベル”。
切り札を行使した“ヘスティア”によってリセットされた2人の関係、この顛末が熱くて。
そしてこの熱量を抑えることなく世界を巻き込む闘争へ続いていく次巻も目が離せません。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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