2021年05月07日

『薬屋のひとりごと 11』

ドラマCD付き限定特装版が同時発売となる、日向夏 先生の大人気ミステリー。第11巻は
蝗害による西都の騒乱を治めようと腐心する“壬氏”たちが奸計に巻き込まれていきます。
(イラスト:しのとうこ 先生)

https://herobunko.com/books/hero14/12918/


“羅半兄”が生き残っていて何より。その上、手紙の謎に気付くなど有能な点も見られて
色々と手放せない存在になりつつあるのも見逃せません。都では価値のない石炭が西都に
おいてどう扱われているか触れつつ“玉鶯”の野望が絡んでくる話の組み立て方が絶妙で。

“壬氏”の功績を笠に着て胡坐をかくだけかと思えば、とことん利用しにかかる“玉鶯”。
終始、彼の後手に回る“壬氏”が挽回する機会は訪れるのか。もどかしさを覚えながら
読み進めていったら「あの事件」が発生し、犯行に及んだのが「彼」という驚きの展開に。

ここで蘇る「序話」の逸話。家族に託された願い。風になった男の宿命。引き止める空耳。
貧乏くじを引いたのは“壬氏”なのか、あるいは。今回、一息つく形となった“猫猫”を
巡る恋模様と“壬氏”の行く末、都の動向については次巻以降に期待したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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