2021年04月29日

『千歳くんはラムネ瓶のなか5』

裕夢 先生が贈るリア充側青春ラブコメ。第5巻は2・3年合同で行われる夏の勉強合宿で
今しか味わえない夏の青春を噛みしめながら、“朔”たちがそれぞれの選択を迫られます。
(イラスト:raemz 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518993


“明日風”が“朔”と一緒に居られる時間に限りがあることを気に留めながら過ごす日々。
同じく彼のことを少なからず想う“夕湖”たちも各々の気持ちを探り合う中でアプローチ
の仕方で悩んだり焦ったりする様子が目まぐるしく描かれるのが青春ど真ん中という印象。

そんな女性陣の好意を一身に受ける“朔”は“海人”たちと一緒にバカやったりと今しか
味わえない高校2年生の夏を謳歌している一方で、いつか誰かを選ぶであろう時を予感し
今から思いを馳せる独白が垣間見えるあたり、緊張感の高まりを覚えずにはいられません。

あの春の日から“朔”を特別な存在だと認識した「彼女」からの告白。真っ白になる未来。
今のままで、このままで。でもそれは彼が持つ矜持が許さなくて。なにが正解で、どれが
不正解かは分からぬまま好きな人を選ぶため涙を流し続ける彼の気概を見届けたい所です。

posted by 秋野ソラ at 03:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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