2021年04月16日

『君が、仲間を殺した数II ‐魔塔に挑む者たちの痕‐』

有象利路 先生が贈るダークファンタジー。第2巻は単身で塔に挑み続ける“スカイツ”に
拒まれ、残された“シア”が悩み、苦しみながら決断した一点に突き進む顛末を描きます。
(イラスト:叶世べんち 先生)

https://dengekibunko.jp/product/322012000009.html


“スカイツ”とのつながり。俯瞰する者“ファロス”との因縁。1巻とは異なり“シア”
に視点を移して進んでいく「その後」の物語。そのまま引き籠るのが彼女のためなのか、
両者の想いを知る“クロヤ”の厳しい問いに思い遣りすら感じて格好良いことこの上ない。

理外の力で強くなった“スカイツ”に追いつくため、“クロヤ”に鍛えられつつ再び挑む
塔の中で助けた“パロマ”がどう絡んでくるか。その時、周囲を覆っていた白い霧の謎は。
商人“ミンジュ”の気付き、渡したアイテムがそれを埋めていく話運びにはお見事の一言。

“シア”と決別した弱さを追及する“クロヤ”が“スカイツ”と繰り広げる死闘。それを
見届ける彼女が想いを告げ、“スカイツ”がその気持ちに、自身の弱さにどう向き合うか。
塔に翻弄されたとしても前を向いて生きていく者たちの生き様、見届けるに足る作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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