2021年03月31日

『錆喰いビスコ7 瞬火剣・猫の爪』

瘤久保慎司 先生が贈るファンタジー冒険譚。納得感あふれるアニメ化決定の報せを受けて
刊行される第7巻は猫が治める世界に紛れ込んだ“ビスコ”たちがそれでも大暴れします。
(イラスト: 赤岸K 先生 世界観イラスト:mocha 先生 題字:蒼喬 先生)

https://dengekibunko.jp/product/bisco/322003000219.html
https://sabikuibisco.jp/


強敵である“黒革”を倒すために放った超信弓が“ビスコ”たちを猫の国へと誘う契機と
なるだけでなく、かの国で猫たちを「鬼ノ子」に変えて操り千年王国建国を企む“月餅”
に力を貸すことになるのだから悩ましい。その裏にあるのがひたすらの愛であるだけに。

「その後」の忌浜市で“パウー”と共に過ごす日々に違和感を覚える“ビスコ”。彼が
今回の大冒険で「逃げの一手」を打ちつつ、猫の国を治める将軍“羊羹”の不甲斐なさ
に己の姿を重ねて気付きを得る一幕が印象深い。この冒険に込められた真意が窺えます。

糸の切れた凧のように掴みようのない“ビスコ”と共に生きるべく尽力する“パウー”。
“羊羹”が振るう「瞬火剣」の奥義の真髄を受けて、彼女の想いに彼はどう応えるのか。
彼の悩みにいち早く気付いていた“ミロ”も納得の決断と、新たな旅の始まりに幸あれ。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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