伏見つかさ 先生が贈る大人気シリーズ。「黒猫ifルート」を締め括る第16巻は、ついに
恋仲となった“京介”たちが“桐乃”の抱く感情とどう向き合うか、その顛末を綴ります。
(イラスト:かんざきひろ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/oreimo/322006000006.html 】
「運命の記述(デスティニー・レコ−ド)」と称して“京介”とやりたいことを羅列する
“黒猫”の言動にブレない芯が残っているのを感じつつ、彼には見せない日常の姿もまた
彼女らしさが窺えて、もう可愛いのなんの。五更家との関係も良好で、順風満帆な雰囲気。
「理想郷計画(アルカディア・プラン)」に基づき夏休みを恋人と、仲間と共に謳歌する
2人の関係をこれまた突然、一時帰国してきた“桐乃”が揺るがす一大事。占いの演出が
「あの願い」に紐づいていく、というのがまた印象深い。“京介”が焦るのも無理はなく。
自己完結して突っ走っていく“黒猫”を止める術もまた「黒猫if」らしい落とし所で見事。
“黒猫”たち2人だけでなく「ゲーム研究会」の面々や血の因果を感じさせるその後にも
触れられているエピローグから未来を予想してみるのも一興かと。素敵なifルートでした。
2021年03月15日
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