有象利路 先生が贈る異色のファンタジー問題作。第3巻は物語を締め括るべくKADOKAWA
の範疇を超え、様々な関係者を巻き込みながら“シコルスキ”たちが自由奔放に生きます。
(イラスト:かれい 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/sikorski/322006000036.html 】
相変わらず身の、というか貞操の危機に晒される“サヨナ”や、男性中心の汚れな挿絵を
指定される かれい 先生に相も変わらずほのかな同情の念を抱く今巻。可哀想さで言えば
一番は“カグヤ”なのかも知れないと思ったり。5行もたない魔王って思うとつい苦笑い。
アレのことを「KADOKAWA」と称したり、各方面に面倒をかけていく本作の飛び道具として
まさか小学館「ガガガ文庫」編集部に白羽の矢が立つとは思いもよらず。先生が後述した
「note」を読むと湯浅氏の人柄、阿南氏や土屋氏の思考や志向、嗜好が見えるのでお薦め。
どんな話になっても“シリゆる会の会長”がギャグ展開へ引き戻してくれるので彼をMVP
としてもいいくらいに思います。昨今、頭を空っぽにして読めるギャグラノベの存在は
貴重ですので、骨休め後の 有象 先生には(4巻含め)挑んでもらえれば幸甚に存じます。
◆全容 〜行こうぜ小学館(前編)〜
【 https://note.com/t_uzo/n/n358765a4d026 】
◆全容 〜行こうぜ小学館(後編)〜
【 https://note.com/t_uzo/n/n238284cdd4a5 】
2021年01月06日
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