逆井卓馬 先生が贈る異世界召喚ファンタジー。第3巻は“闇躍の術師”打倒、解放軍と
王朝の融和を実現すべく、豚となった主人公と“ジェス”たちが本格的に動き出します。
(イラスト:遠坂あさぎ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/butaliver/322006000038.html 】
冒頭から“ロッシ”の正体が判明したことに感情の整理がつかない“ノット”にまず同情。
面倒ごとを忌避する彼が元の姿に戻る手順の面倒臭さ、その結果としての挿絵指定にまた
唖然としつつ、“セレス”と“ジェス”も災難でしたね、と思わずにはいられない流れに。
“闇躍の術師”を殺す手段、それが思いがけずフイになったとしても秘策を重ねに重ねて
望んだ男の生き様がコミカルさを反転させて実に格好良い。シリアスな展開に影を落とし
ながら着実に実を結ばせた彼に想いを託された主人公も考えさせられるものがあったかと。
変わりゆく世界、豚の姿でありながらその中心で在り続けた主人公へ“ジェス”は想いを
はっきりと示しました。それは主人公にとって絆なのか、頸木なのか。“メステリア”が
言っていた「ここぞというとき」を見極めたその先に何があるのか、興味津々の展開です。
2020年12月23日
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