2020年12月17日

『桃瀬さん家の百鬼目録2』

日日日 先生、ゆずはらとしゆき 先生共著で綴る現代の御伽噺。夷狄が絡む事件に弟と
共に臨む“みろく”がその集団、そして「夷狄の姫」に狙われる理由に触れていきます。
(イラスト:吠L 先生)

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「猿蟹合戦」の件では「女子中高生連続とろける征服バブル通り魔事件」なる猥談的な
ノリで進むかと思えば、夷狄に憑かれた顕現者のえげつなさに思わず慄いてしまうほど。
夷狄と顕現者、そして「夷狄の姫」と登場人物との縁と、話の繋がりも見えてくる展開。

「かぐや姫」の件では「夷狄の姫」にみんな唆され意のままに話が進んでいってしまう
緊迫した流れを“みろく”と“小太郎”の守護者が絶妙なタイミングで食い止めにいく
小気味良い構成で魅せてくれます。色々と設定も明らかになって得心がいく点も面白い。

“みろく”に出し抜かれる結果となった小太郎ガールズに同情したり、“姜”の意外な
一面に驚かされたり、「終章」も一癖ある纏め方で、本作らしさを感じさせてくれます。
「創作ノート」そして「あとがき」の内容も実に興味深く見届けさせていただきました。

posted by 秋野ソラ at 00:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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