2020年11月10日

『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。3 3年分の「ありがとう」だよ、先輩』

かぜぱな 先生のマンガ連載も始まった、涼暮皐 先生による(考えが)甘いラブコメディ。
第3巻は“小織”という存在、彼女の願い、“伊織”に降りかかる最悪の呪いに迫ります。
(イラスト:あやみ 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/osaimo/322005000759.html
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_FS00201831010000_68/


冒頭で“小織”から語られる真相の数々。それだけで驚きの連続にもかかわらず結末では
それを超える彼女の隠された想いがあらわとなります。星の涙に慈悲がある訳がないのは
重々承知していたつもりですが、すみません、読み手としても考えが甘かったようです。

“灯火”や“まなつ”の願いも否定し、その差し伸べる手をも振り払って己の身ひとつで
星の涙に抗ってきた“伊織”。今回は“小織”の夢をどう否定するのか、注意深く見届け
させてもらいました。彼が彼女を救えない、と言った意味が重くのしかかるかのようです。

流石に苛立つ感情をも冷ましてしまう“伊織”には同情を禁じ得ません・・・と言った所で
思いがけない方向から、彼の行動指針を揺るがす事の真相に触れてくる容赦ない引き具合。
翻弄される“伊織”はどこへ向かえばいいのか。救われる日が来ることを願うばかりです。

posted by 秋野ソラ at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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