2020年11月06日

『エリスの聖杯3』

常磐くじら 先生が贈る貴族社会クライムサスペンス。第3巻は“スカーレット”が処刑
された10年前の陰謀を明るみにすべく“コニー”が命を懸けて「暁の鶏」と抗戦します。
(イラスト:夕薙 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815607692.html
https://ncode.syosetu.com/n1230ei/


“コニー”だけでなく“ランドルフ”にも危険が及ぶ緊迫した展開を“スカーレット”
による絶妙な介入が救っていくのが熱い。彼女に対する“ハームズワース”の反応が
ブレないのも印象的でした。幕間の人物紹介で都度、心和ませてもらった感もあります。

陰謀の核心へ迫るにつれ、“コニー”と“スカーレット”の奇妙な絆の終焉を示唆する
描写が差し込まれる度にどの結末へ向かうのかを想像して、ハラハラさせられました。
その中で“ランドルフ”がちゃんと“コニー”のことを考えてくれていたのが救いで。

陰謀の布石、意外な黒幕、そして残された者たちの想い。公開処刑が再来する流れを
通じてそれらを見事に昇華してくれる読了感を味わえました。泣いて、そして笑って、
運命に導かれた2人を描く挿絵も素晴らしかった。完結を心よりお祝い申し上げます。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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