真楠ヨウ 先生が「メディアワークス文庫」から贈る新作は上流階級デビュッタント物語。
突如、名家の名代となった庶民な青年と、その家に仕える完璧執事の主従関係を描きます。
(イラスト:おかざきおか 先生)
【 https://mwbunko.com/product/322005000015.html 】
大学生の“新”は不運を告げるTVの占いを体現するかのように一日で家まで失ってしまう。
大家からは「親戚の方が迎えにくる」と言われるが、身内のいない彼にそんな覚えはない。
程なく美貌の青年“進藤”が現れ「織原家の血を継ぐ正統な後継者だ」と言われるが──。
いきなりお屋敷での生活が始まり、執事である“進藤”から色々と教わる身となる“新”。
その新しい主人の庶民的な言動に思う所がある“進藤”の機微が、主従として過ごす内に
悪化するかと思いきや良い変化を見せていく展開は思わず胸がキュンキュンさせられます。
その流れを導く役を担うメイド“音”の名助演ぶりが光るので要注目。社交界デビューを
果たす“新”に下心ありまくりな上流階級の面識が増えていくのも先々、効いてきそうで
注視が必要かと。飯テロ要素もあり、中々に油断のならない本作。オススメしておきます。
2020年10月16日
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