2020年09月01日

『クラスメイトが使い魔になりまして4』

鶴城東 先生が贈る険悪主従ラブコメ。第4巻は“美砂”として過ごした神様の改変により
“千景”との接点も力も無くした世界で“想太”は賭けに勝てるか、その行方を描きます。
(イラスト:なたーしゃ 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518610


平然と彼女として振る舞う“美砂”に、それを平然と受け入れる“想太”に、もどかしさ
だけが募る展開。この状況をどう打破するのか、と言えばやはり「あの人」しかいません。
名助演ぶりが光るだけに、思わず惚れそうになります。ここで終わってもいいくらいです。

妙に嫉妬深い“美砂”を躱しつつ、記憶を操作されたであろう“千景”の説得に試みるも
勘づいているはずなのに“想太”を避ける、という謎を解くパートに突入。期限が迫る中
気がはやる彼の気持ちが痛いほど分かるだけに、“美砂”へのストレスがたまる一方です。

逃げ切りを図る“美砂”、“想太”への悔恨をあらわにする“千景”、強い想いを正直に
示す“想太”、三者三様の実に面倒な機微を経て掴んだ未来はひとまず一件落着な感じで
ひと安心。変な女にばかり好かれる“想太”に幸あれ、ということで無事完結を祝います。

posted by 秋野ソラ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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