猪野志士 先生が贈る新作は、現代日本で社畜として働く吸血鬼が、吸血鬼のいない人間と
魔族が争う異世界へと召喚されて、第三勢力の立場を確立すべく活動する顛末を描きます。
(イラスト:イコモチ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322002000142.html 】
日々仕事に追われ、街を巡る吸血鬼駆除部隊から逃げ隠れする“栄一郎”。彼の足元に
突如現れた光に誘われ、気がつくとそこは異世界。彼を召喚した“フィズリ”の話から
この世界で望むままに生きると決めた彼は早速、彼女の柔な首筋に牙を突き立てる──。
吸血鬼というものが如何に恐ろしい存在かということを人間に、魔族に知らしめるべく
活動する“栄一郎”改め“アルガ”の思考が社畜時代の名残あふれていてどこか滑稽で。
彼に血を吸われ恍惚と愉悦に耽る少女たちの描写がエロノベで通用する水準なのも良し。
“アルガ”のことを知りたい“フィズリ”の満更でもない様子に対し、彼に惚れ込んだ
魔族の少女“オルムネ”がヤキモチを焼くやり取りが微笑ましく感じられるのも好感触。
“オルムネ”の過去を清算した結果、厄介事を背負い込む彼の生き様が気になります。
2020年08月26日
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