2020年07月02日

『結婚が前提のラブコメ2』

栗ノ原草介 先生が贈るぜったい結婚したい系婚活ラブコメ。第2巻は交際候補が競合した
“結衣”と“カレン”を前に難しい舵取りを迫られる“縁太郎”が仲人の気概を示します。
(イラスト:吉田ばな 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518528


「お金持ちと結婚したい」“カレン”の本心はどこにあるのか。羽振りのよい“伊集院”や
破戒僧とも言えるチャラい男“玉置”とのやり取りから疑念を持ち始めた“縁太郎”がある
推論を導く中、彼女の悩みにつけ込もうとする“黒峰”が下衆な野郎で悪役っぷりがお見事。

「婚活は自分自身のためにやらなきゃダメだ」“縁太郎”がお金も労力も惜しまず、会員の
幸せを願って仲人をする姿勢が伝わってきて、思わず自分の婚活時代を想起させられました。
“黒峰”の秘書も、彼が宿敵にかなわない訳を知ってるくせに伝えないあたり底意地が悪い。

今回“玉置”をデートに誘うことを目標とする“結衣”に、彼が諭したあの一幕。いい人だ、
実にいい人だ。彼女も「いちゃいちゃするような関係」になる、というのはどういうことか
を学んでしまっただけに、“縁太郎”の悩みの種は増える一方で。次巻もお手並み拝見です。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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