2020年06月15日

『魔王学園の反逆者3 〜人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる〜』

久慈マサムネ 先生が贈るちょっぴりHな学園魔術ファンタジー。第3巻は魔王候補たちが
同盟を結び暗躍する中、“れいな”の正体と窮地を知った“ユート”が対策に奔走します。
(イラスト:kakao 先生)

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魔族だからこその親子関係、ゆえに“ユート”のカードになることを選んだ“れいな”の
悲愴な心情は計り知れず。彼女の身上がもたらす、明日をも知れぬ命の灯火を彼が、更に
彼の家族が救ってくれる展開は、彼女の願いが少しでも報われてくれて嬉しいと思えます。

個性的な能力ゆえに相性が悪い相手との戦いを補おうと魔王候補たちに同盟を持ち掛ける
“ロスト”。とは言え力ずくでねじ伏せられた“マリオス”の顛末を見れば怪しさ全開な
「死神」の、それこそ悪魔のような囁きが“ユート”陣営を揺さぶる流れはお見事な手腕。

そんな悪意あふれる筋書きに、安易に乗ることのない“ユート”の男気もさることながら
彼なりの方法で覆していく結末がまた爽快感あふれる内容で。喜びいっぱいのエピローグ、
かと思えば“ロスト”が彼に示した本心は物語を騒がせそうで続きが気になるところです。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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