2020年06月01日

『家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?』

約5年ぶりとなる 高木幸一 先生の新作は青春ラブコメ。天涯孤独となった少年が親戚に
たらい回しにあったあげく、遠縁の四姉妹が住む家での同居生活を始める顛末を描きます。
(イラスト:YuzuKi 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815605247.html


祖父の死後、草原家の長姉“宙子”が後見人となり新たな家族の一員となった“真”には
ある悩みが。気難しい次女“波月”や人懐っこい四女“美星”との関係もまずまずな中で
三女“姫芽”とは気まずいままだから。彼女からの告白を断った身としては悩み所で──。

“宙子”から仕組まれた疑似デートに困惑したり、“美星”や“波月”が“真”に対して
好意を寄せていく雰囲気に突っかかったり何かと振り回される“姫芽”。彼女だけでなく
四姉妹と精神的にも近い距離で接することで彼が「家族」の絆を模索する過程が興味深い。

そもそも“真”はなぜ部活の後輩でもある“姫芽”の告白を受け入れなかったのか。その
真意を知った彼女は彼にどんな感情をぶつけるのか。気遣う心が絡ませた想いが解けてく
物語の結び方も心温まる、家族モノとしても楽しめる一作かと思います。オススメです。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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