2020年05月15日

『小説の生存戦略 ライトノベル・メディア・ジェンダー』

大橋崇行 先生、山中智省 先生の編著にて「ライトノベル研究会」の活動を締め括る一冊。
縁あってご恵贈賜りました本著から「ライトノベル」を取り巻く現況に言及していきます。
(イラスト:市村ゆり 先生)

https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787292551/


裏付けと共に数々の持論が示される本著。キャラクター論、メディアミックスとの関わり、
ジェンダーに纏わる問題点や視点など、聞き馴染みのある話もあれば接点がまるで無くて
新鮮な話もあり、一つ一つが読みごたえのあるテーマで考えさせられる内容ばかりでした。

好きな物語を綴るより、本が出て売れること。出版不況を生き残る上でこの傾向が作家や
版元の間で強まる流れは忌避できず、様々な媒体を絡めた作品の量産は「ライトノベル」
単体での評価を難しくするばかり。その過程でTwitter等での騒動を招くこともしばしば。

先生方の活動に一つの区切りをつける本著へ当方の名前が出る機会を得た件については
恐縮するばかり。今後「本」という体裁すらとらなくなるかもしれない「ライトノベル」
という存在をどういった観点で捉え続けていくか。先生方の活動に期待を寄せる次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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