長田信織 先生が贈る異世界数学ファンタジー戦記。第5巻は同盟軍の潰走から泥沼化する
戦争に頭を悩ませる“ナオキ”たちに更なる強敵と、史上最大の窮地が待ち受けています。
(イラスト:紅緒 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/su-suku/321907000705.html 】
同盟軍の大敗をお膳立てした“グラフディール”公爵の「ファヴェール」に対する執拗な
間接攻撃を見抜き、嫌悪感を示す“ナオキ”。公爵が明かした「きっちり届ける」信条の
意味を突きつける現実の厳しさは彼の身にも降りかかるほどで緊迫の度合いが段違いです。
聡明であるが故に失言などやらかしてしまう“ソアラ”が「かわいそがらないでください」
と決めセリフを言う面白さも安定してきましたが、まさか涙ながらに絞り出すその一言が
胸を打つことになろうとは。“ナオキ”も隅に置けませんな。愛人とのあの絡みも含めて。
弱小国家を救うため「幸せを増やして世界をより良くする」ことに尽力した“ナオキ”が
導いた結末。人間ドラマに溢れる展開は戦記物としての魅力を更に引き上げたと思います。
ここで幕を引くのは惜しくないですか、「電撃文庫」編集部さん。続刊を熱望いたします。
2020年03月23日
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