2020年02月20日

『冬に咲く花のように生きたあなた』

こがらし輪音 先生が贈る新作は、難病を抱えながらも力強く生きる女性と、いじめ絡みで
いつ死んでもいいと絶望する少女の心が入れ替わることで問題解決に臨む奇跡の物語です。
(イラスト/中村至宏 先生)

https://mwbunko.com/product/321909000257.html


通勤途中の“よすが”は駅のホームから落ちる“柊子”を間一髪で救うことに成功する。
気を良くした彼女だが、先ほど命綱となる内服薬を落としていたのに気付かず気を失う。
目が覚めてなぜか制服を着ていた彼女が見た鏡に映る姿はあの“柊子”そのもので──。

植物学者を目指す“柊子”と、画家を目指す“夏海”。親友の2人なはずが絶交状態で、
“夏海”は夢も諦め引きこもっていて。鍵を握る生徒会長“淡河”を探ると生徒たちに
圧制を強いていて、更に2人を蔑む始末。謎だらけで“よすが”が困惑するのも納得で。

“淡河”がしきりに否定する「冬に咲く花」。その陰にある家庭事情に同情しながらも
関係修復に尽力する“よすが”に触発されて心解かれていく“柊子”、そして“夏海”。
2人が彼女にどう恩を返すか。努力が生み出す奇跡の開花を見届けてほしい作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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