三上康明 先生が贈るファンタジー作品。第6巻は「世界を渡る術」が完成し日本に戻るか
異世界に残るか悩む“ヒカル”に対し、死に至る謎の病と教会の陰謀が立ちはだかります。
(イラスト : 八城惺架 先生)
【 https://herobunko.com/books/hero59/11249/ 】
“ヒカル”が選ぶ道は推して知るべし。その上で帰れると知った“セリカ”がどう動くか。
彼女の事情を汲んで“シェフィ”が見せる振舞い、その裏にある葛藤が優しくて切なくて。
“セリカ”からの提案もさることながら、その結果が意味する所は今後注目したいもので。
聖ビオス教導国がアインビストと衝突するにあたり次々と見せつけてくるえげつない悪意。
中でもポーンソニア王国で奇病を流行らせたことを即座に掴んだ“ヒカル”が事態打開に
乗り出す展開は、先ほど選んだ道の確固たる証跡とも言える熱量があって清々しい限りで。
奇病の件で切り札を握る“ルヴァイン”に一縷の望みを託しつつ、クインブランド皇国が
聖ビオス教導国に見せる敵意の行方、“ウンケン”が語る秘密と彼の関係者が向かう行先。
依然続く異世界の動乱に“ヒカル”がどう関わっていくか、次巻も楽しみな引き具合です。
2020年02月19日
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