2019年12月27日

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部「貴族院の自称図書委員9」』

TVアニメ第2部の放送が決定した、香月美夜 先生が贈る大人気ビブリア・ファンタジー。
第四部最終巻は“フェルディナンド”を送り出す“ローゼマイン”たちの想いに触れます。
(イラスト:椎名優 先生)

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聖典が盗まれたことに気付く“ローゼマイン”の愛着ぶりもさることながら、真贋すら
見極めてしまう様子は相変わらずの脱帽ぶり。それにしても“ダールドルフ”子爵夫人の
家族への迷惑も省みずに「そこまでやるか」という覚悟の示し方が腹立たしいほどに潔い。

こんな不穏な雰囲気のまま、アーレンスバッハに“フェルディナンド”を行かせてしまう
“ローゼマイン”の切なさが読み手にもひしひしと伝わってきます。エーレンフェストを
彼女に守ってほしいと気遣う彼の想いは親心として捉えていいのか、今後が気になる所で。

そんな“ローゼマイン”に対し“ヴィルフリート”は本当に何も感じていないのであれば
と思うと何とも不甲斐ない限りで。“ゲオルギーネ”と“ジルヴェスター”の優劣も今後
問われそうな不安要素も含め、第五部で彼女はどう振舞っていくのか。期待しておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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