2019年12月18日

『エクスタス・オンライン 08.それはまだ見ぬ、仮想と現実の彼方』

久慈マサムネ 先生が贈るエクスタシーVRMMOファンタジー。第8巻は現実世界へ帰るため
神に挑み、謎の黒幕を暴き、仮想世界での関係に“駆流”がどう決着をつけるか注目です。
(イラスト:平つくね 先生)

https://sneakerbunko.jp/product/321909000151.html


“雫石”から語られる事件の黒幕。2Aクラス内にその人物が紛れ込んでいると“駆流”が
探りを入れていく過程で誰もが怪しいと匂わせていく描写がサスペンス感にあふれていて
実に良い展開。“有栖川”の可愛らしさが挿絵付きで描かれるのは反則的に最高でしょう。

最大の謎を突き止めきれないまま仮想世界の神“エグゾディア”との決戦に臨む“駆流”。
ルール改変も自在な神の御業の前に苦戦必至ですが、彼が仲間を信じてここに在ると固く
信じて戦う姿は勇ましく、同時に級友らに抱く感情の発露には脆さを感じて胸を打ちます。

巧妙に、そして容赦なく死へと誘う罠を仕掛ける黒幕を突き止めて現実世界へ戻れるのか。
仮想世界とはいえ体を重ねた“朝霧”や“哀川”と関係をどう清算するのか。魔王軍幹部
たちはどうするのか。いろいろ込みで前向きな結末を迎えた最終巻、どうぞお見逃しなく。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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