真代屋秀晃 先生が贈るチートスキル少年の「一撃解決」事件簿。第2巻は名探偵、宇宙人、
魔法少女との超常バトルを繰り広げつつ“武流”が理想とする日常と青春を追い求めます。
(イラスト:葉山えいし 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/321906000024.html 】
廃墟と化した山のペンションにまつわる都市伝説、紗姫の風邪を片付けて遂に“武流”が
目にする謎の怪人と魔法少女“ファム”の挿話。そこで高校生探偵“明智”にあらぬ疑い
を掛けられるあたりは彼もツイてないというか、人徳の為せる業というか。面白いもので。
魔法少女“ファム”の正体は“武流”も薄々気づいていたものの、いざ直面すると胸中は
複雑なもので。そこに彼のチートスキルに目をつけた“バージンスノウ”なる人物の能力
に防戦一方となったり、心身ともに傷を負う展開は痛ましく、また切なさを感じさせます。
“武流”と戦わなければならない、過去の悲劇に裏打ちされた“ファム”の悲愴な覚悟。
その強い意志を汲んだ彼が“バージンスノウ”へ叩きつける拳と決め台詞に、爽快感とは
別次元の何かを覚えます。彼女が保つ精一杯の距離感、縮まってほしいと願うばかりです。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186860785
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186860785
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック