2019年10月04日

『レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 6 告滅の蝕』

アドベンチャーゲーム「レイジングループ」のシナリオライター、mphibian 先生が自ら
小説版の執筆に臨む本作。芝村裕吏 先生の解説を受け、最悪の結末を見届けていきます。
(Illustration/影由 先生)

https://www.seikaisha.co.jp/information/2019/08/28-post-rl6.html


「おおかみ」としての役割を果たすために“橋本”をどう出し抜くか。これまで以上に
高度な情報戦を繰り広げ、死に戻りを繰り返す“陽明”。“かおり”の見事な殉死に加え
“春”の自死がもたらす理解を得てもなお「夢使い」という謎が壁となる物語の重厚さ。

夢が現実となる瞬間を目の当たりにして、何度でも死に戻る役割を担った本質を理解する
“陽明”がついに“千枝実”が抱いてしまった絶望に気付く。これがまた得心のいく話で
彼女が見せた数々の奇行も納得の一言。その上でエグさを見せつけるのも彼女らしさかも。

突然始まる座談会形式でのやりとりで、要点を押さえつつ次々と謎が明らかになっていく
話の流し方も構成として面白く、また読みやすくて親切。“陽明”が見せ続けた“悪癖”、
それを封じて“千枝実”に伝えると決めた「答え」をつまびらかにするその時を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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