2019年10月03日

『プロペラオペラ』

犬村小六 先生が贈る新作は恋と空戦のファンタジー。極東の島国「日之雄」と軍事大国
「ガメリア合衆国」との戦争の狭間で繰り広げられる壮大な三角関係の顛末を描きます。
(イラスト:雫綺一生 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518122


空を飛ぶ駆逐艦「井吹」の艦長を務める日之雄の第一王女“イザヤ”。彼女の前に現れた
“クロト”は幼少の折、不遜な求婚をして叛意ありと家が取り潰され、ガメリアに渡って
投資で財を成した良くも悪くも有名人。彼は「祖国を救うため軍に入った」と言うが──。

現実世界の背景を下敷きに、黄色人種と迫害を受ける“クロト”がサクセスストーリーを
展開する流れが、まさか戦争の引金になるとは。当事者とは思いも寄らない“イザヤ”を
守るために奮闘する彼を俄然応援したくなる一方、“カイル”の示す意思と権力は盤石で。

絶望的な戦力差を覆せるのか。セラス粒子層という制約がもたらす海戦が如き大空の戦闘、
“イザヤ”や“クロト”が侍従を出し抜くために絞った知恵、「井吹」の愉快な乗組員が
見せる覚悟。すべてがもたらす泡沫の勝利は2人の命運をどこへ誘うか、目が離せません。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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