古宮九時 先生が贈る、魔女と王の一大叙事詩。第3巻は“オスカー”との契約期限を迎え
“ティナーシャ”は自身も驚くほどの心情の変化と、運命の変遷をその身に受け止めます。
(イラスト:chibi 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/unnamed/321810000951.html 】
100ページの挿絵! ということですっかり“オスカー”に毒された“ティナーシャ”の姿、
そして表紙の美麗な2人を見て安堵していたら、最後で書き換わる運命に驚嘆するばかり。
これはAct2に繋げなかったらKADOKAWAに抗議文を出すレベルでした。その意味では有難い。
ガンドナの建国記念式典で耳にしたヤルダの王女が行方不明との知らせから感じる不穏な
動向、そして呼ばれぬ魔女“レオノーラ”の暗躍と悪意に気が付いた“ティナーシャ”の
見せる明確な殺意。魔女対魔女の戦い、そしてパートナー同士の戦いは只々圧巻のひと言。
魔所の時代が終わりを告げる時、“オスカー”が脳裏に描いたあの形象。もたらした結果。
名も無き追憶の果てに涙を流した“ティナーシャ”が運命を書き換えてくれると、そして
長月達平 先生が巻末に寄せたあの言葉を痛感できる完結の時が迎えられると信じてます。
2019年09月24日
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