2019年09月11日

『理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか?3』

三河ごーすと 先生が贈る終末学園ファンタジー。第3巻は“グラン・マリア”に唆された
“雪奈”が父“冬真”の敵に回る事態を迎え人類滅亡を前に壮大な父娘喧嘩が勃発します。
(イラスト:茨乃 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/risounomusume/321904000169.html


分からず屋な“雪奈”が振るった力、そして真意をさらけ出した“グラン・マリア”の力。
いずれも世界を震撼させるどころか破滅も危惧すべきところを食い止める“冬真”の能力。
彼の口から告げられた真実を前に“グラン・マリア”が思い描く空想が切なさを誘います。

力及ばず招いた自身の窮地に寂寥感すら覚える“カチュア”。“ソーニャ”が彼女に対し
提供する「癒しのマッサージとスキンケア」が背徳的で変態的で、いやらしいのなんの。
そんなご褒美・・・ではなく仕打ちを受けても矜持を捨てない“カチュア”の勇姿も見所で。

もう一つ賞賛すべきは、世界の常識を根底から覆す“アレイナ”のアイデアと能力をあの
悪意から守り切った“黒子”の意地。その心意気がもたらす吉兆の行方は予断を許さず。
さらに“雪奈”の未来にも暗雲が立ち込めてきて不安要素が拭えない続きが気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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