2019年08月09日

『異世界薬局 7』

高山理図 先生が贈る薬局ファンタジー。第7巻は悪霊の猛威に晒される帝都を救うために
奔走する過程で“ファルマ”が自身の立ち位置と現代薬学と神術との関係性を見直します。
(イラスト:keepout 先生)

http://mfbooks.jp/7221/
https://ncode.syosetu.com/n8541cr/
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000031010000_68/


“エレン”の視点、ド・メディシス家に伝わる禁呪、そして“ナタリー”への対処方法。
これまで自分の知識、能力を用いて物事に対応してきた印象の強い“ファルマ”が協業
ですとか、自分にない力も活用してく道を模索していく転換点となった流れを感じます。

“女帝”の決意を受けて、ついに人ならざる身として生きることを内外に示したことも
“ファルマ”にとって大きな一歩となった巻かと思います。それでも今までと変わらず
接してくれる家族や「異世界薬局」の関係者が見せる理解には心温まるものがあります。

“ファルマ”が“ナタリー”に粋な計らいを見せたり、“エレン”とパートナーと深い
繋がりを窺わせたりする場面がまた微笑ましい。“ロッテ”は切ない顛末でしたけど。
悪霊に対する根本的な解決策を求めて海を渡る彼は道を切り開けるか、続きも注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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