2019年08月02日

『マージナルナイト(1)』

樋上いたる 先生が企画、田中ロミオ 先生が執筆する「コンプティーク」不定期連載中の
サバイバルホラーノベル。突如崩壊する日常で生死の境を彷徨う少年少女たちを描きます。
(イラスト:樋上いたる 先生)

https://www.kadokawa.co.jp/product/321810000588/


心霊スポットの動画配信チャンネルで村の大穴が紹介され、興奮する“千紗”と“秀人”。
後日、急遽学校が休校になり、例の大穴に悪戯を仕掛けた者が原因だという話を耳にする。
「ウロ信仰」という村独自の民間信仰とあの動画との関連を2人は調べてみるのだが──。

非日常へと切り替わる契機が「地霊に魅入られた村」では動画配信、「廃校ゲーム」では
アプリゲームと今どきなのが特徴の本作。徐々に狂気を帯びていく展開、かつ救われない
結末を読みやすいテキストで誘導していくため、普段本を読まない方にもお薦めできそう。

いずれの逸話においても、刹那的な享楽を味わうために一歩足を踏み外す人の業が窺えて
考えさせられます。また逸話に寄ってくるかのように現れる“加嶋祈子”の存在が、ある
都市伝説を彷彿とさせるのも意味深長で、今後どう物語に関わってくるのか気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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