2019年07月26日

『レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 4 蠱毒の宴』

アドベンチャーゲーム「レイジングループ」のシナリオライター、mphibian 先生が自ら
小説版の執筆に臨む本作。日向夏 先生の解説を受け、更に物語が動く第4巻が登場です。
(Illustration/影由 先生)

https://www.seikaisha.co.jp/information/2019/06/27-post-rl4.html


「おおかみを全滅させる」。“陽明”がそう公言しなければならないほど事態が急速に
動き始めた宴。それぞれが役割を明かすタイミング、真偽の審議、前回と駆け引きする
相手も異なり死に戻ることもありますが、探偵が如く彼が真相に迫っていく展開が熱い。

命を助けられた“李花子”から明かされた秘め事を受け止め、かつて愛した“千枝実”
からの想いも傷つけ、ねつ造を重ねて見事に約束を果たした“陽明”。ハッピーエンド
を迎えた彼を祝おうとした直後に待つ惨劇は見通しの甘さを見せつけられる思いでした。

宴の勝利が死に戻りを終わらせる条件ではない。振り出しに戻る謎に対して“陽明”が
次に着目した物語の分岐点に立つ彼女に放った「安全装置、解除」の一言と挿絵は爆笑。
直後に話が急転して目にする「かみさま」と新たな役割に彼がどう立ち回るか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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