2019年07月15日

『子守り男子の日向くんは帰宅が早い。2』

双葉三葉が贈るほんわか学園ラブコメ。第2巻は“日向”が夏休みに偶然出会った美女から
出されたある宿題の回答を探す内に自分の過去と向き合いながら未来を思い描いていきます。
(イラスト:なたーしゃ 先生)

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親つながりでなし崩し的にキャンプへ行くことになる“日向”たち。その準備の道すがら
路上で弾き語りをする“霧子”から向けられた複雑な想いの眼差し。それが彼の生き様を
変えるきっかけになるとは露知らず。“蕾”を可愛がる“悠里”は相変わらず、ですが。

みんなと一緒に高校生をする、と“悠里”の思惑通りに臨む花火大会で“日向”が偶然に
再会する“霧子”から提示された問いかけ。“蕾”にも関係する質問にどう答えを出すか
思いを巡らせる彼に隠れて一人胸の内を吐露する“日和”の感情がもどかしくて切なくて。

宿題を出した“霧子”の過去。重なり合う家族の絆。答え合わせという形で、“悠里”と
また違ったアプローチで“蕾”と共に生きる、その生き方を見直させた“霧子”の存在が
大きく感じられました。“日和”が呟いたあの一言も胸に響きます。続きが楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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