2019年06月21日

『魔女と使い魔の猫』

「猫と竜」シリーズの アマラ 先生が贈る新作は、人々が暮らす世の中で自由闊達に生きる
魔女たちと、彼女らを支える使い魔の面々を描くファンタジー小編を7つ収録しています。
(イラスト:大熊まい 先生)

https://tkj.jp/book/?cd=TD295026


人の世において忌避され、迫害の対象となる魔女の存在。そんな中にあっても、恋に研究に
時には探偵業にいそしんだりして喜怒哀楽を前面に出し、魔女として生きることを謳歌する
様子が描かれています。「善行は魔女の技ならず」みたいに巡り巡って好転する話が好き。

そんな魔女たちを支える使い魔たちの苦労する姿にもご注目いただきたい。カエルやネズミ
といった小動物がどうやって使い魔としての役割を果たすのだろう、なんて疑念を払拭する
名脇役ぶりを魅せてくれます。“ジルエッダ”の扱いに慣れたあの人形とか実に良いです。

駆け出し魔女“イースイーズ”と緑の魔女“ティリーベル”、続く短編で描かれる始まりと
終わりが印象深く、最後の挿絵で彼女と一緒に危うく涙する所でした。短いエピソードの
積み重ねで話を魅せてくる作り方はまさに アマラ 先生ならでは。ステキな短編集でした。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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