林星悟 先生が贈る、人間と人形の絆を描く物語。第2巻は“ブレイス”と“リネット”を
敗北せしめた「吹雪の主」を巡る謎、それを追う人々の深く悲しい運命に触れていきます。
(イラスト:ニリツ 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/dollbrave/321812000461.html 】
職人の街にいる腐れ縁の“ニア”のもとを訪れた“ガルノー”が、大切な人“ルフナ”に
空一面の花火を見せたいと修業する“クロシェ”と邂逅するまでの流れは和やか。しかし
彼女がやらかしたヤンチャな行動が話を想像以上に揺り動かしていく流れに驚かされます。
“ブレイス”たちを助けてくれた審問官“レッド”と「吹雪の主」との意外な縁。さらに
“ニア”と“ガルノー”の深く拗れた関係、そして何より糸で繋がらない“リネット”と
“ブレイス”の葛藤。想いを複雑に絡めながら「吹雪の主」の真実に迫る展開が熱いです。
今巻は“ブレイス”の力量を上げるための本筋とは別に、戦い続ける彼らを、攻撃魔法を
使う者の想いを前に葛藤を続けた“ガルノー”に一つの決意をさせるための枝道な話にも
ぜひ注目してもらいたい。今はただ“クロシェ”の未来に幸あることを願うばかりです。
2019年06月20日
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