2019年06月17日

『破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S』

吹井賢 先生の「第25回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞」受賞作。国家機密の消失
という一大事に対し捜索に乗り出す女性と手掛かりとなる青年の数奇な生き様を描きます。
(イラスト:カズキヨネ 先生)

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世間には存在しないことになっている部署「CIRO-S」に所属する“珠子”は、事件当時の
様子を探るため現場にいた大学生“トウヤ”に話を聞く。すると彼は親の借金を肩代わり
する友人のため単身、暴力団事務所を訪れ命懸けの賭け麻雀をしていたと言い出し──。

尋常ではないギャンブル狂いな“トウヤ”の無鉄砲な振舞いに振り回されつつ“珠子”が
国家機密「Cファイル」の存在、それを狙う犯罪組織「フォウォレ」の行方を掴んでいく。
その緊張感あふれる展開、一癖も二癖もある人々の振舞い、そして異能に惹き込まれます。

とかく“トウヤ”の言動に目が行きがちなこの物語、実は衝撃の事実を前にした“珠子”
を通じて信条に基づいて生きる、その根源を読み手にも問いかける話でもあったのかも
知れません。それぞれの想いを賭けたが故の結末は必見と言えます。ぜひ、お見逃しなく。

posted by 秋野ソラ at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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