2019年06月12日

『葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王』

一ツ屋赤彦 先生の「第24回スニーカー大賞・金賞」受賞作。数多の国が群雄割拠する大陸
で種族間の通訳の仕事を探す少年が豹人族の姫と出会い、王に至るまでの経緯を綴ります。
(イラスト:紅緒 先生)

https://sneakerbunko.jp/product/budo-tairiku-monogatari/321903000007.html


豹人族の姫“シャルネ”は大国バツの王に嫁ぐことが決まっている身ながら、天真爛漫が
すぎて花嫁修業も身につかず世話役の“キリン”も手を焼くほど。流民団で大陸すべての
言語を喋れる“メル”は、ヒトの王との橋渡し役として彼女の教育係に抜擢されるが──。

“シャルネ”に対してヒトの言葉や習慣を覚えさせるために“メル”が手を打った方法が
思いのほか彼女に効いたようで、ロマンスの花咲く展開が微笑ましい。しかし、それすら
彼を抜擢した小国の王“エデル”の思惑の範囲内、という興味深い流れで話が進みます。

バツの王の人でなしぶりに“シャルネ”が反発したことで窮地に陥る小国を救う術として
“エデル”が選んだ“メル”がどう大国に立ち向かっていくか、これがまた魅せる展開で
読み終えた後も心温まる余韻を残してくれます。ぜひ続きが読みたい、お薦めの作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186126528
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック