2019年06月03日

『リアデイルの大地にて2』

7月から 月見だしお 先生の漫画連載も始まる、Ceez 先生の「小説家になろう」投稿作。
第2巻は“マイマイ”の手紙を手に、隊商と北の国へ向かう“ケーナ”の旅路を描きます。
(イラスト:てんまそ 先生)

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身から出た錆、ということで見ている分には楽しいもののご愁傷様な感じの“マイマイ”。
思いがけない形で人の縁、家族の絆が広がっていくのは“ケーナ”の人徳かも知れません。
あしらい方が紙一重なので危なっかしいのがアレですけど、それはそれで楽しくもあって。

旅路の途中でついに出会った“ケーナ”以外の「プレイヤー」。これもまた両極端な例を
示してきて、彼女としても思う所ある展開に。伝え聞く“オプス”の存在感がまた強烈で
印象深い中、彼が託した「あの子」の存在が今後どう物語に影響してくるか、要注視です。

騒動に巻き込まれる体質とも揶揄される“ケーナ”が辺境の村に腰を落ち着けてみようと
考える場面でも更なる火種を呼び込むあたりは彼女らしく実に微笑ましい。その雰囲気を
脅かすようなエピローグの描写が、月見 先生によるコミカライズと併せて気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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