2019年05月27日

『Unnamed Memory II 玉座に無き女王』

「ラノベニュースオンラインアワード(2019年1月)」三冠達成した 古宮九時 先生の大人気
Web小説。第2巻は“ティナーシャ”の婚約者登場で“オスカー”との関係が揺らぎます。
(イラスト:chibi 先生)

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魔法士を排斥する国、タァイーリ。その隣国、クスクルの魔法士に国境近くの町が襲われ、
話を聞いた“ティナーシャ”の様子が不自然だと思ったら彼女を親しげに呼ぶかの国の王
“ラナク”の元へ付いていく突然の展開で。解呪された“オスカー”が困惑するのも納得。

そして明示されていく“ティナーシャ”の出自、“ラナク”との過去、魔女となった経緯。
先生が狙って開けたあの穴も、彼女が「誰のこともそんな目でみたことない」と発言する
までに至った契機を印象づけるのに十分な演出で。“オスカー”が憤りを感じるのも道理。

過去を清算した主を前に“パミラ”が「恋人同士に見える」と力説する2人の関係は実に
ニヨニヨするほどこそばゆくて、けれど結婚には至らずもどかしくて。そんな2人に対し
謎の人物が示す恨み辛みの深さがまた不気味で。“オスカー”が何とかしてくれると期待。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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