2019年03月26日

『ひきこもりな余をどうやって魔王にするというのじゃ?』

柊遊馬 先生が贈る新作は、次期魔王を担う幼き皇女殿下のあがり症を克服させるために
召喚された少年がWeb小説を書いて小説家になる夢を追う経験を活かして試行錯誤します。
(イラスト:茨乃 先生)

https://dengekibunko.jp/product/2019/03/


人間側と結んだ不可侵条約が切れるまでの一か月、皇女“ヴィレ”が魔王として就任式を
行わないと再び両者戦乱の世に陥る状況下で召喚されたのが“守”。彼が書いたある小説
に目を付けたからだと側近の“ドメスティカ”は理由を告げるが克服の望みは薄くて──。

対人恐怖症のそぶりを見せる“ヴィレ”の頑なさを前に、素人でもできることをしていく
“樋置”の一手一手が少しずつ彼女の心を動かして、徐々に気持ちが変わっていく様子は
見ていて癒されるというか、心温まるものがあります。それこそ“ドメスティカ”の如く。

やがて迎える就任式。人がいない場での演説練習ができるまでには成長した“ヴィレ”は
無事大役を果たせるのか。“守”が放つ最後の秘策がガッツリと嵌まる顛末は小気味良く
清々しい気持ちにさせてくれる読了感が味わえました。紙幅としても読み易くお薦めです。

posted by 秋野ソラ at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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