2019年02月25日

『リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動―』

ミサキナギ先生の「第25回電撃小説大賞・銀賞」受賞作。吸血鬼の支配に抗うため作られた
あるゼンマイ仕掛けの機械人形を巡り心を砕く少女の機微を描くバトル・ファンタジーです。
(イラスト:れい亜 先生)

https://dengekibunko.jp/product/machina/321810000107.html


天才技師に作られた5体のオートマタ「白檀式」の暴走による大量虐殺の悲劇を救ったのは
奇しくも人間を支配下に置こうとした吸血鬼たち。講和した両者が共生する世界で6体目の
白檀式“水無月”を人間らしく過ごせるよう色々教える“カノン”にはある想いがあり──。

白檀式を狂わせたとされる部品「波動歯車」で新たなオートマタを作り、白檀式は悪くない
ことを示したい“カノン”。その想いを知らずオートマタとして振る舞い続ける“水無月”。
そんな彼の尋常ではない強さに人間として惚れ込んだ“リタ”。三者三葉の振舞いが面白い。

そんな中で巻き起こる、再び人間を支配しようと画策する吸血鬼たちの暴走、明らかになる
大量虐殺の悲劇に秘められた真実。人間、吸血鬼、そしてオートマタそれぞれの立場でどう
真実を受け止めるのか、その描写が興味深くて素直にその後の顛末が見たいと思う作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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