2019年01月28日

『天才王子の赤字国家再生術3〜そうだ、売国しよう〜』

鳥羽徹 先生が贈る弱小国家運営譚。第3巻は隣国となった「カバリヌ王国」にて行われる
聖霊祭に招待された“ウェイン”が、ある人物の想いに応えるべく陰謀に立ち向かいます。
(イラスト:ファルまろ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815601157.html


将軍“ハガル”との不仲説を流して反乱分子の摘発を図る“ウェイン”に声がかけられた
聖霊祭と時を同じくして開催される、レベティア教の有力者が集まる選聖会議。道すがら
かの国にマーデンの地を追われた解放軍より同道を提案された“ゼノ”が鍵を握ります。

選聖会議にて“オルドラッセ”王からありがた迷惑な話を持ち掛けられた“ウェイン”が
東奔西走していざ結果を出してみればあの始末。今回は自分で自分の予想を裏切ったので
文句は言えないか、と思えば王国の陰謀によって窮地に立たされる辺りは同情の余地あり。

“ゼノ”の正体が明らかになったと共に、解放軍と共闘してマーデン王国の再興に向けて
カバリヌ王国と戦う破目になる“ウェイン”。彼の策が今回も見事に嵌まる展開は爽快で
エピローグのまとめ方もまた絶妙。あの人物の暗躍に打ち勝てるか、彼の躍進に注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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