2019年01月16日

『日常ではさえないただのおっさん、本当は地上最強の戦神2』

田口一 先生による漫画連載が3月から始まる、相野仁 先生の「小説家になろう」投稿作。
第2巻は帝国での皇位争いで暗躍する貴族らに対する内偵調査を“バル”たちが務めます。
(イラスト:桑島黎音 先生)

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将来に備えて後継者を決めたい陛下の悩み。それは“アドリアン”を推したいのに貴族が
多く味方するのは“リュディガー”の方が多いという点。野心家の多い“リュディガー”
陣営の勢いを崩せないか、と無茶振りされる七級冒険者としての“バル”に思わず同情。

“イェレミニアス”の用意した設定と思惑に乗って、二級冒険者を裏から誘導する形で
内偵を進める“バル”のアシストぶりが今巻もお見事。そんな彼の思惑が“レナータ”の
女の勘によってバレそうになったり、女性陣から注目されたりする描写に思わずほっこり。

“クロード”や皇帝からの揺さぶりにもブレない“ミーナ”の“バル”への想いですとか
“リュディガー”陣営の許されざる悪意に対しても揺るがない“バル”の強さに安心感を
抱ける展開は読了後に爽やかさを味わえます。彼らの休暇を描くという続きが楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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