笹木さくま 先生が贈る異世界勇者攻略譚。第6巻は“エレゾニア”を倒し混乱する世を
魔王の力と“リノ”の魅力で治めようとする“真一”は彼女らとどう向き合うか注目です。
(イラスト:遠坂あさぎ 先生)
【 https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047354295/eb-novel-22 】
復活できなくなった勇者たちが尻込みして治安が悪化する隙間を狙いにいく施策ですとか
兵器開発、人材育成といった先々を見据えた対策を実践していく“真一”。参謀としての
働きを見せる裏にある「余命の差」まで考えているところにどこか焦りを感じさせる展開。
そんな“真一”の考えを知ってか知らずか直接的に攻めるあたりが青春な“アリアン”、
奥深しい言動を見せて実にこそばゆい“セレス”、そして無垢ながら主張してくる可愛い
“リノ”と個性的なアプローチ方法で魅せてくれます。ここから1人を選ぶのは至難の業。
“アリアン”の母親に関する重要な過去の補足を経て彼女が両親にちゃんと愛された存在
であると分かり、しんみりした所で元の世界との関係も含めて選択を迫られる“真一”が
最後まで彼らしいゲスっぷりを示してくれて実に良かった。完結、おめでとうございます。
2019年01月10日
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