2018年11月15日

『常敗将軍、また敗れる 2』

渡辺つよし 先生による漫画連載が早々に始まった、北条新九郎 先生のファンタジー戦記。
第2巻は新たな仕事を受ける中で“ティナ”が負け続けている姉“リィス”が登場します。
(イラスト/伊藤宗一 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/812.html
http://hobbyjapan.co.jp/comic/series/zyouhai/


“ダーカス”の「その筋では有名」ぶりを見せつつ今回向かうのはアイゼル王国の内乱に
巻き込まれた領地サウロン。その地を治める男爵だけでなく、“リィス”の挑発に乗って
単独行動に走ってしまう“ティナ”など、内外から理解されない彼の苦難は続いています。

「誰にも殺させない」けど「死ぬときは私が殺してあげる」と強い意志を見せる“リィス”
に対して“ティナ”は姉を殺したいのか、そう問いかける“ダーカス”の理解者たる姿は
魅力あふれる、まさに頼れる男の理想像。“アイザッシュ”の成長を見守る様子も同様に。

「ザルム傭兵団」という分かりやすい強さを示す敵だけじゃない今回の敗戦処理。優勢な
“マルサーユ”の姿勢を巧みに崩していく“ダーカス”の負けっぷりが爽快です。そこに
“ティナ”や“アイザッシュ”の一皮むけた様子も相まって見所も増えており、注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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