2018年11月12日

『私が大好きな小説家を殺すまで』

斜線堂有紀 先生が贈る新作は、ある作家のファンである不遇な少女が偶然に本人と出会い
救われたにも関わらず、彼を殺さなくてはならなくなる結末に至るまでの経緯を綴ります。
(イラスト/くっか 先生)

http://mwbunko.com/978-4-04-912111-7/


午後7時から午前7時。押入れの暗闇に閉じ込められる生活を母に強いられる少女“梓”
の数少ない拠り所は“遥川悠真”が書いた小説。その本が母の怒りを買う仇となり部屋で
一人となってしまった彼女は大好きな本を手に踏切自殺を図るが呼び止める声がして──。

先生の気まぐれに救われて。憧れの先生が綴る文章に触れるだけで幸せな時間が大切で。
そんな“梓”の幸せな時間が続けばいいのに、という期待は彼のスランプと彼を救おうと
とった彼女のとある手段がきっかけで脆くも崩れ去っていく。それが切なくて、苦しくて。

先生との長い付き合いを経て“梓”に育まれてきたある感情が最後の引き金に手をかけた
その時に“遥川悠真”は何を感じていたのか。彼女がそれをどう受け止めたのか。最後の
一文に込められたと思われる機微、その先にある情景を想像するためにぜひ読んで下さい。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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